作り方
船外機(2hp)の慣らし運転と試走をしました。
*エンジンセッテングでキャビテーションプレートは船底と並行
 で−6mm、時々少しエアーをかんでいます。
*走行はミニ11ftでボート重量が30kgと軽いのですが馬力不
 足でハンプを乗り越えてくれず、船底の揚力中心も前方にある
 ように感じる、あとは走行トリムを4-6度になるようにチューニ
 ングすれば少しよい結果がでると思います。
*横安定性は8ft艇より少し良い程度で市販の11ftFRPより
 劣ります。
完成艇
 カートッピング
 1.ラッシングを解く。
 2.サイドレールを取付ける。
 3.ボートを横にスライドさせボートのガン
   ネルがトップレールの端に掛かるよう
   にする。
 4.ボートを回転させサイドレールに載せる。
 5.ボートの前後おのおのでボートをトップ
   レールから外しサイドレールを滑るよう
   にして受け台まで降ろす。
 6.ボートを回転させ、正立させてからエンジンセッテングする。
外面フェアリング
内面フェアリング
シートガラス裁断
ニー取付
シート取付
シートサブ組立
内面ガラス裁断
フィレッテング&Rヘラ
ブレストフック取付
外面ガラス裁断
ステッチング完了
内接着
D-1
トランサムステッチング
サイドパネルステッチング
架台組立
  04 パネルAss’y作成
  a.パネル裏板接合(P01)(P02)
   ボトム、サイドパネルを接合  軟質エポキシ接着剤使用
  b.パネル重ね接着(P3)(P4)(P5)
    トランサムと補強材を接合  軟質エポキシ接着剤使用
  c.サイドパネルに内ガンネル取付    硬質エポキシ接着
        剤使用
   *他のパネルも接着準備をし、接着剤が余った場合に使
         うと接着剤の 歩留まりが良くなります。
   *合板の裏面は粗いので#120のサンドペーパー掛け
        で塗装仕上が楽になり、樹脂の吸込みも少なくなり、軽
        いボートになります。
  16 艤装
 17 完成(1311)
11 外面接着、下地処理
  *チャイン部外板の隙間を軟質接着剤で溝に染込ませるよ
       うに接着します。そして隙間にフィレット剤で埋めます。
  *コーナー部を約10Rで丸めます。
  *外板全体(合板)を#120でサンデングして下さい。
 10 部品取付 1
  a.シート取付
   *シートにはマホガニー色を着色しています。
   *シート仮合わせ、受け根太位置決めます。
   *シートを上から押さえ付けるようにし接着取付します、
        外板とはR10でフィレットします。
    *シートをオーバーレイします。
  b.トランサムニー(P15)、ニー(P16)等取付。
   *トランサムが直線となるようアングル等で仮固定します。
   *ニーを接着取付、フィレットします。レールはトランサムニ
        ーの仮固定用でフイレット後にテーピングします。  
 08 内面FRP
  a.ガラスオーバーレイ
   *下地処理 合板の素地調整(サンデング)並び木用プラ
         イマー塗布。
   *ガラス裁断(ガラス裁断図参照)
   *グラスオーバーレイ ポリエステル樹脂(ノンパラ)使用
  b.ガラステーピング
  c.オーバーコート
   *FRP硬化後、ポリエステル樹脂(インパラ)オーバーコ
        ートします。
サイドハルネルAss’y
ボトムパネルステッチング
  13 フェアリング
  a.硬化後オーバーコート面を#80でサンデング平滑仕上げ
        します。
    ダブルアクションサンダーを使いこなせれば時間は大幅
        に短縮できます。
  b.軟質フェアリングパテ 1を全面に打ち表面の「うねり」を
        とり、平滑性を出す為に行います。#80、#120まで空
        研ぎします。
  c.軟質フェアリングパテ 2で部分的に凹凸、傷などを修正
        します。
  *シート面は軟質クリアーパテを使っています。
  *フェアリングは体力のいる工程です、その仕事が下向き
      になるようボートを回転させ楽な姿勢で行いましょう。
 14 部品取付 2
   a.外ガンネル材接着、取付。
   b.ロウロックベース取付。
   c.船外機補強材接着、取付。
 15 塗装
  a.カラーウレタン塗装(外部)
  b.クリアーウレタン塗装(シート部)
  c.モヘア仕上塗装(内部) 
12 外面FRP
  a.ガラスオーバーレイ
   *木用プライマー塗布。
   *ガラス裁断(ガラス裁断図参照)
   *グラスオーバーレイ ポリエステル樹脂(ノンパラ)使用
  b.オーバーコート
   *FRP硬化後、ポリエステル樹脂(インパラ)オーバーコ
         ート又は軟質パテをコムヘラで塗布する事で軽量なボー
         トが出来ます。
 09 サブ組立(P07−P14)
  *シートの各パネルを根太を使い箱状に針釘を使い接着し
      組立ます。
  *ブラケットを接着取付後、テーピングします。
   *シート内側を塗装、防湿処理をします。
 07 コーナー接着・フィレッテング  
  a.ステッチワイヤー間を硬質接着剤で接着する。チャイン部
        R10、他は R5。
  b.ブレストフック(P16)を接着、取付する。
  c.エポキシ接着材が硬化後、ステッチワイヤーを取外し、は
       み出した接着剤などをノミ等で取除き、ステッチ部分の接
       着を補修する。
  d.外板シーム部をフィレット剤でRヘラを使い、チャイン部 R
       20、他は R10でフィレッテングする。     
 06 ステッチング
  a.ボトムパネルをワイアーステッチングする。架台へは釘打
       する。
  b.片側のサイドパネルをマーキングのフレーム2を合わせ
        て中央 部から軽くステッチングする、フレームパネルを
        型板代わりにサイドパネルの角度を決め固定する、反対
        側のサイドパネルも同様にステッチング します。
  c.フレーム1で1054mm、フレーム3で1150mmの幅決
       をする。船首はラッシングベルトで締付ける(D-1)とステ
       ッチングかし易くなります。
  d.両サイドのステムを合わせます、またシアー形状をあわ
       せる為 、ブレストフックを仮に取付け(D-2)ます。パネル
       間の隙間、目違いなどを修正しながら増しステッチングする。
  e.トランサムを釘打ちとワイヤーステッチングで取付けます。
  f.トランサム、幅決棒箇所で水準器を使いボートのネジレを
       チェツクし、またステッチングの合わせ面、ボート形状など
       不具合があれば修正します。
 05 架台組立
 03 パネル形状の描き・切出    切出しパネル 17.8kg
 02 組立スペース確保並び作業台、ボート架台準備
切出しパネル
 1.組立の流れ並び作業時間
 01 材料発注並び準備
 02 組立スペース確保並び作業台、ボート架台準備
 03 パネル形状画き・切出し               12h
 04 パネルAss’y                      5h
 05 架台組立                         1h
 06 ステッチング・トランサム取付              8h
 07 内面接着・フィレッテング                  7h
 08 内面FRP                          5h
 09 サブ組立                           6h
 10 部品取付 1/FRP                  11h
 11 外面接着・下地処理                   5h
 12 外面FRP                           8h
  14 部品取付 2                       6h
                      船穀小計      74h
 13 フェアリング     内30.5h  外20.5h     51h
 15 塗装          内11h    外7.5h      18.5h
 16 艤装                           4h
 17 完成               船体合計     148h
  *時間は実作業で段取り、樹脂の硬化手待ちなどあります
       から実際の時間は1.5-2倍考えて下さい。
   *製作時間の約半分がフェアリング・塗装に費やしていま
       すが表面をあまり仕上がりにこだわらなければ作業時間
       は減らせます。
    *各工程の細かなエポキシ接着剤、ポリエステル樹脂の使
       用量、そして詳細な組立参考画像は送付の組立説明書
       をご欄下さい。
BDB5-MB10
MB10
 01 材料発注並び準備
   *材料・道具・消耗品などは注文要領書を参考にして発
        注して下さい。          JAS合板購入