BDB-311
2.パネルの切り出し
  a.パネルがL/Rがある場合、合板の裏面どおしを合わせ、二枚を仮止めします。
  b.レザーソーなど撓りのあるノコギリを使い多角形(ほぼ曲線)の頂点間をノコの撓りを利用して曲線で鉛筆線が残るように
        切断します、この時ノコギリの刃元と次の頂点を見てノコギリの進路を決めます。合板とノコギリの角度(α)が少ないほ
        うがきれいな曲線で切れます。
    R1000程度の曲面であればレザーソーで容易に切ることができます。
  d.カーブがきつく切りずらくなったら角度(α)を次第に大きくする、ノコギリで切れない曲率の小さなカーブはノコギリで多角
        形に切断後、カンナで仕上る、小さな内アールの場合、木工用ドリルを併用する場合があります。
  c.切り口に歪みがある場合、滑らかにカンナで修正します。
1.パネルの形状の画き
  a.各パネルの形状は直接、合板に鉛筆で画きます、「合板レイアウト図」に各パネルの位置関係が示されています、パネル
        の長さが合板より長い場合は2枚の合板を長手方向に置きその基準線となる 端部の直線性を水糸を使ってチェツクし釘
        で仮固定します。
  b.直線で成立っているパネルの場合は「パネル寸法図」の数値を直接に写す、曲線で形成されている大きなパネルはオフセ
        ット値写して下さい。
   *合板上に直交ラインの基準線並びにステーション(約100mm間隔)描きます、曲線Bを
         画く場合、各ステーションごとに基準線からオフセット値のBBを記入、その各交点を結
         べば曲線Bができます。
   *視線を下げることにより曲線の長手方向が縮尺されたように見えスムーズな曲線かがチ
         ェック出来ます、不規則な場合はオフセット値を再度点検して修正します。
  c.フレーム、ストリンガー位置、アイマークを記入する。アイマークは裏板接合時にそれが直線になるようにする為の線です。
     *スカーフ継手の場合は合板をスカーフしてから同様の作画をます。
     *L/Rパネル、2枚以上重ね合板の場合は一つのみ作画し2枚合わせで切断、もしくは切断したパネルデーで複製を作画
         する。
     *円弧などの場合アクリル、木などのバテンを使うと通った曲線を画く事ができます。
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