1.合板の重ね接着
強度部材などでは厚い合板を必要とし、合板を重ねて接着し厚い合板を作り
ます。
a.合板の片側に
軟質接着剤をノリハケ(ノッチヘラ)で塗ります。
b.もう片方の合板を上に載せ周囲、数箇所を釘で合板が動かないよう仮止
めします。
c.厚手の板を敷き(圧力分散の為)その上に重しを載せるか、釘を打付ける
かで圧着します。
2.積層材の作成
ステム材、デッキビームなど曲率のある部材は木目の通った
木材は入手困難な為、板材の積層により作ります、濃淡の二
種類の板材を使う事により、ストライブ模様の部材ができます、
デッキビーム、セールボートのチラーなどに使われていました。
a.部材の形状を現図から画く。
b.必要な幅の板材を必要な枚数を準備する、板圧は部材の
曲率によりことなるが3-10mm程度を用意する。
c.押え木をカーブに沿って固定する。
d.板材に
軟質接着剤を塗り、板を重ねる。
e.スペーサーを下部に置き、重ね合せた板材を押え木の間に
入れ、押え木と板材の隙間にクサビを打ち込む。
f.形状を確認後クランプ等で全体を圧着する。