ブレストフック取付
シートAss’y固定
a.                   b.
位置決めブロック
デッキの接合
フレーム、補強材の接合
トランサムの接合  a.                                b.
 6.シートAss’yの接合
  *シートをサブ組立します。
  *艇側、シート取付位置にシートパネルが内側に変形し
       ないように位置決めブロック(長さ約100mm)を数箇
       所に取付ます。
  *シートAss’yを艇体に重し、つっかい棒等で固定、ブ
       ロック仮釘で接合、接着します、接着剤硬化後に、フィ
       レッテング、ガラスコーテングします。
  *シ−トAss’yは艇の形状保持特に艇全体のネジレ防
       止に役立っている重要部材です。
 4.フレーム、補強材などの接合
  *合板の木口に接着材を塗り、タッカー、ワイヤーステッチなどで仮固
       定し又隙間にも接着剤を充填します。
  *接着材が硬化後フィレット(アール取り)を行い、部材の接合強度を増し、
       図面指示のガラステーピングします。
部材接合の注意点
  *木材の端部で釘を使用すると割れが発生し易く、又角を丸めることもあるので釘は端部より少し離して斜めに打ち込む。
  *タッピングスクリューは合板の木口とでは固着力が低いので使わない。
  *根太無し接合の場合はフィレットが荷重を分散し根太の働きをしますので必ず適正なアールで施工して下さい。
  *クリアー塗装仕上の場合には固着類は使わず仮釘で接着固定後、釘穴部を木栓、ウッドパテ等で補修して下さい。
 3.トランサムの接合
  a.外板に当て木を沿え仮釘接着します、
       剤硬化後、釘を取り除いて、フィレット、
       ガラステープで接合強度を増す。
  b.根太付トランサムをベベル取り後、外
        板を固着類、接着剤併用で接合します。
  
 1.外板パネルの接合(フレームレス工法)
  一般的にS&G工法で用いられ、ステ
    ッ チワイヤーで展開されたバネルを仮
    固定し、接着、フィレッテング、ガラステ
    ーピングにより接合します。詳しくは
   ステッチ&グルー工法概要を参照。
パネル/部材の接合方法はそこに要求される強度、工作法によりほぼ決まります。
 *外板は外圧から艇を守る重要な部材です、その中でも航行中は艇全体に曲げモーメントが働きその中央部1/2Lは最重要な
     箇所で高強度接合が要求されます。フレーム、バルクヘッド、縦通材なども艇のねじれ、外圧の分散し形状の保持などの役
     割があります。
 *合板のパネル工法には大きくわけて、S&G工法に代表されるフレームレス工法と在来のフレーム工法があり、前者はステッ
     チワイヤー、仮釘、冶工具でパネルを仮固定し接着、フィレッテングで組立てます。後者はフレーム、縦通材、受材などの根
     太にパネルを接着剤併用で固着類で固定、組立します。現在では接着剤(エポキシ)接合が確実でほとんど全ての接合に使
     われています。
 *以下に各部材ごとの接合例を説明します。
 5.デッキの接合
  *デッキ、浮力タンクなど内側が閉鎖され片側のみで接合作業する
      場合に用います。
  *まず根太をベベル取りをし、デッキ形状に合わせます、固着類又
       は仮釘で接着剤で固定します、デッキ成形後、必要に応じ表面
       をガラスコーテングして下さい。
2.外板パネルの接合(フレーム工法)
  従来工法でフレーム類を組立、フレームを外板形状に合わせて斜めに削り、
    それにパネルを固着類で接着、取付します。強度部材に適応されます。
  固着方法は、固着一般穴あけを参照して下さい。パネルの展開を必要と
    しませんが、フレーム組立に技量、多くの時間が必要です。
BDB2−402
 7.その他の接合
  a.根太+フィレット接合
    *ブレストフツク、トランサムニー等に使われます、片側は根太にクランプで圧接着し、
          反対側はフィレッテングします。
  b.根太無しフィレット接合
    *クランブ等で部材を固定、接着します、
           接着剤硬化後、両面をフィレッテング
           します。
     原則としてガラステーピングはしません。
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