製作例(画像)
 413 キビンスキッフ 16         416 マイクロタグボート 9
 432 パワースキッフ 16           435 SV ボート 14(SG)
  442 ロウイングスキッフ 12       443 ロウボート 12
  445 ロウイングドーリー 14       453 シーカヤック M18
  471 セーリングスキッフ 11       47A キャビンセーラー14
接合部詳細
b-25 グラス積層
b-23 パネル接着
b-21 ワイヤーステッチング
1.ステッチ&グルー工法とは、その特徴
  *ステッチ&グルー工法はその名のとおりパネル(合板)を銅線などで縫い合せ(ステツチ)合板の木口を接着材で接合(グル
       ー)しガラスクロス、テーブで補強、水密性を確保し、立体形状を作ります。縫ぐるみ人形と同じで、平面の布を縫い合せ立
       体的な人形が出来ます。
    *いままでの木造艇の建造方法では接着性、水密性の為、フレーム、外板の端部は各箇所で変化のある角度(ベベル取り)
       を必要とし、テクニック多くの時間を必要としましたがステッチ&グルー工法ではエポキシ充填剤で隙間を埋めますので寸
       法精度がなくても数mm違っていても組立可能で自作初心者向きの工法です。
  *パネル工法なので部品点数が非常に少なく、又型、フレーム立ても必要とせず、特殊な道具類も必要なく、艇建造の専門
       的な知識も余り要求されず、他の工法と比べると短時間に完成しボート自作の初心者に向いている方法です。
  *ボートの強度はほぼ外板で受け、モノコック構造に近くフレームなどの骨類が少ないので非常に軽いボートができる。
  *パネルでボートを作りますから船形に制限があります。又パネルの形状により艇の出来栄えが決まってきます、当事務所で
       はCADのデベロップシステムを使いパネルの形状を決めているので精度の高いパネル寸法を提供できます。 
BDB-411
411
2.ステッチ&グルー工法の一般的工程
  a.パネル作成
    a-1 合板継ぎ合せ
        スカーフ、裏板などで合板、角材などを継ぎ合せる
    a-2 現図
        合板上にパネルの形状寸法を写し、外形線を描く
    a-3 パネル切り出し
        外形線に沿ってノコギリで切り出す
    a-4 ワイヤー用穴あけ
    a-5 部材取付
        ストリンガー、シアー材の取付
  b.組立作業
    b-1 組立台準備
    b-2 ハル組立
      b-21 ワイヤーステッチング
           銅線でパネル同士を接合(縫い合せ)する
      b-22 形状調整
           ハルのシアー幅、ネジレなどを修正する
      b-23 パネル接着
           接着剤でパネルの木口部を接着する
      b-24 フィレッテング
      b-25 グラス積層
    b-3 フレーム、バルクヘッド取付
    b-4 デッキ接着、グラス積層
  c.艤装作業
    ハッチ、座席などを取付ける
  d.塗装、仕上げ
  e.部品取付
  f.完成