ディズニーワールドの海底2万マイル探検も楽しいアトラク
ションの一つでした。(1978)
シンデレラ城をバックに記念撮影(1982)
製作中そして完成後のカヌー 色彩は本家のスタッフ
の指導のもと地元の看板屋が描きました。
トムソーヤ島いかだ
ディズニーランドでは夢の世界に対する並み大抵ではな
いこだわりがあったようです。非常出口のサインの大きさ
に対しても現実の世界が感じられるということで本家ディズ
ニーのスタッフと消防局の職員との間でもめ事が有ったよ
うてオリエンタルランドのスタッフもこまりはてたそうです。
パイレーツ船
ジャングルクルーズ船のバックヤード
ジャングルクルーズはボートと周辺機器の調整、そして
船長の訓練を兼ねて何周したかわからない、開業後に
家族でいきましたが、夢を壊さないように黙って見てい
ました。
シ゛ャングルクルーズ船
マークトウエインと私
東京ディズニーランドは東京湾に工業用として埋め立てられた広大な空地に建設されました。そして多くのボートがアトラクション
の観客移動手段として取り入れられ私も製造責任者として携わりました。開業前に表のディズニーの夢の世界とそれをサポート
する現実の世界を同時に運行テストの立会いの機会に体験しました。その中でも印象に残ったのがジャングルクルーズ船です。
話しは違いますがクルーズ船長の操船はあれだけ狭い水路を操船するのですからかなりトレーニングしていると思いますがその
航行システムは船の中央にガソリンエンジンがあります、その燃料は両サイドの椅子の下にLPGボンベがあり一般のボートの
ようにプロペラで前後進します。方向転換はボートの前後に下図の様にタイヤが取付られ水路中央の溝伝いモノレールの様に
進みますからコースを外れる事はありません、開業前なので水は着色しておらず透き通っていますから、ボートが通過するとセ
ンサーが働き水面下のエアーシリンダーが作動しワニ、ゾウなどが動く仕組みがよく解りました、これが現実の世界です。
イッツスモールワールド、パイレーツオブカリビアンは同一のFRP型で作られています、色彩のみ違う兄弟です。このボートは
水の流れで前進し、ボートの4ヶ所に取付られたローラーを水路をガイドとして動きます、ミニ四駆と同じ原理ですがボート自体
動くことができないので衝突に備え前後に大きなバンパーがついています。
F51