2.コーナー部の成形
  a.余分な接着剤をカンナ又はスクラッパーで削ります。接着剤用のエポキ
       シ樹脂は充填剤が少なく、また半硬化時の作業が多いので粘りがあり
       サンデングしずらいく、カンナ類のほうが早くきれいな作業ができます。
  b.接合部の隙、溝などを硬質ペーストで補修、コーナー部にピン角が出来
       るようにペーストを盛って、そしてサンデングします。
  c.角を8角形になるように削り、それから丸くなるょうにします。
4.プライマー処理(下塗り)
  木材用プライマーは木材の導管に浸透し、木内部の小さな空気層を塞ぎ木材を防腐し、次のFRP作業時に樹脂の木部への
    浸透によりFRP の樹脂不足による白化現象を防ぎその強度を確保するのが目的である、また木部表面の目止めを しシーラ
    ー、の役割をする。したがっ て低粘度ほど浸透性がよく、効果がある。接着/フィレット部はマスキングテープ等で塗布しないよ
  うにする、またはサンデングで塗面を落とす。
1.木材表面の素地調整
  a.素地研磨:#80−120、平坦性を出すのが主目的で傷、汚れを研磨、
       補修し、素地の平坦度を高める。
   *研磨は必ず木目と平行に行う。(クリアー仕上の場合)
     *研磨の終った面は圧縮空気で導管の中まで十分に清掃する。
   b.汚れを取除く:接着剤の残留、機械油の手あか付着等など、揮発剤で
        拭く。
    c.接合部の隙間、傷などを修正する。
    d.乾燥しているか、表面を確認する。
FRP作業前にその下地を平滑にすることは、木材(合板)とポリエステル樹脂の接着力を高め、FRPの強度を上げ、美しいボート
を作る事ができます。
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3.素地の欠陥並び対処法
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