TMCの自作艇の全てはその安全性、耐久性の為にポリエステル樹脂でガラスクロスでコーテング(FRP作業)しています。この作
業は多くの人は未経験です、出来れば近くの造船所、FRP加工所、防水塗装などで実際に作業を見せていただくことがよいのです
が、又合板の端材のテストピースで問題点を把握してから実艇で施工し失敗のない作業をして下さい。
右のように自作難易度はA−Hに分類しました。ステッチ&グルー工法はA以上、その他の工法はD以上
です、使用環境の厳しい艇は1ランク上になります。このランク付けを参考に自作の検討をしてくだそい。
   自作は初めてであまり日曜大工は得意ではないが熱意がある方---全長は3m程、ステッチ&
         グルー工法でハルパネル4枚以内、各バネルの曲がり、ねじれが少なく組立易く、デッキの無い
         ボート。
   自作は初めてだが日曜大工は得意で熱意がある方---全長は4m程まで、ステッチ&グルー工法でハルパネル5枚程、各
         バネルに多少の曲がり、ねじれがあり組立も少し難しくなる。
   小型ボートの自作経験有。あふれる熱意がある方---全長は5m程、ステッチ&グルー工法でハルはマルチチャイン艇を含む。
   ボートの自作経験有。あふれる熱意がある方---全長は5m程、フレーム、ストリッププランク工法も含む
   複数のボートの自作経験があり、熱意と根性がある方---全長は6m程
    複数のボートの自作経験があり、熱意と根性がある方---全長は9m程
  GH 人に指導できるだけの知識と技能がある方---建屋がある  
113
BDB2−113
自作の難易度はいろいろな要素がありそれを表現するのは難しいが
  1.工作法によりそのスキルレベルが異なり、ステッチ&グルー工法が最も簡単でカヌーなどのストリッププランキングそして難
         しいのが数枚の薄板を接着してシェルを形成させるコールドモールド工法などで、これらは艇の形状、要求される重量など
         の仕様で決まります。
  2.艇の大きさ種類により各部材の大きさ、部品点数増え作業時間が異なってきます、箱舟のような簡単なものから大型のク
        ルーザーのように数年費やす事もあります。
  3.艇の使用環境、たとえば平水と外洋、速力により艇の安全性、強度が要求されます。
  4.完成度の要求値 完成し安全に乗艇でき、又他人の評価が受けられる艇。
  5.その他に作業環境、材料入手などがあります。