a.リバーカヤック
      流れのあるところで川を下るためのボートです。急流では旋回など機動性のよい短いいもの、穏やかな流れでは、少し長
        めの直進性 、スピード性 の良いものが選ばれています。パトリングはカヤックのスピードより、方向、安定性に重要視され
        ています。上達すればロディオと言うジャンルに挑戦している人もいます。川を下るときの緊張とエキサイテングそしてその
        あとの爽快感は他の遊びにない物でしょう。
    b.シーカヤック
      海、湖など流れのない広い場所で腕の力のみで進む為、スピード、直進性が求められ細くて長いボートが使われています。
        波の影響が大きい場所では船首のボーリュームがあります。シングル、タンデム、ツーリングに適したロッカー付などありま
        す。積載量、そのスピードポテンシャルによりレーシング、スポーツ、ツーリングクルージングといろいろなタイプがあります。
        積載量(体重+荷物)とタイプによりボートの長さが決まってきます。海の天候は急変する事が多いので情報をしっかり把握
        しましよう。
5.カヤック一般
  カヤックは昔は狩猟や輸送等の道具としていましたが今は競技、スポーツやレジ
    ャー用であります。クローズドデッキのほぼ中央で漕 ぐため操船性が良く、海面の
    低い位置から見る海の迫力や海と一体となった
    感覚はすばらしいものです。カヌーと比べると細
    長くスピード性、運動性がよく、座面も低くスポ
    ーツ性が高いと言えるでしよう。しかしデッキが
    貼ってあるため積載量はほとんどなく、安定性
    は少し劣ります。形状による性格はほぼカヌー
    と同じなので参考にして下さい。
3.カヌー一般
  オープンデッキのボートで中央から前後対象の形になっていて前後どち
    らへでも進めます。シートは二つあり、1−2人で操船し、中央部にはス
    ゥオートし呼ばれる取手があり背中を使い持ち運びができます。
  カヤックと比べると、幅が広くシアーも高く安定性、積載量の能力も十分
    にあり 、フ ァミリー、初心者には安心してバドリングが出来るでしょう。
    その反面スピード性、1人で漕ぐ場合、位置が中央部から外れている、
    シアーが高いなどにより風波に対して影響を受けやすいなどの問題点も
    あります。人が行けないポイントへ静かに近ずける為に河川の観察、フ
    ライフィッシングなどと併用す れば楽しいカヌーイングができるでしょう。
1.ボートを人力で進める方法
    大きくロウイングとバドリングに別れます。ロウイングのかいはオールと
    呼ばれボートに固定され、てこの原理で進行方向を背に水面を漕ぎま
    ぎます。パドリングのか いはパドルと呼びボートとは固定せず進行方
    向を向いて漕ぎます。
  バトリングにはインディアンを源とするワンブレードのカヌー(カナディア
    ン)とエスキモーを源とし両端ブレードで漕ぐカャックに別れ、カャックで
    も海など波浪が大きくても大丈夫なようにボートの前後端が持上ってい
    るタイプをシーカャックと呼んでいます。
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4.カヌーの形状
  カヌーにはその用途によりいろいろな形状があります。カヌー選びの参考にして
    下さい。
  a.長さ 幅;
    カヌーを浮かべた時、水面に接する水線長さ、水線幅の比率が一番その性能
        を左右します。細長ければ、そのスピード、直進性はよく又幅広であれば、安
        定性、運動性(旋回性)に優れています。
  b.船底形状;
    その形状はボートの安定性及び、波を受けた時の動きに影響します。安定性
        には静止時、積載時、傾斜時、波に対してがあります。
    *フラットボトム(平底)
     穏やかな水面において非常に安定して、旋回 性も優れています。しかし、
          カヌーが傾くと急 激に安定性を失い、波のある所では揺れが非常に大きく、
          安定性を失いやすいです。 湖面でのフィッシングやファミリーユースに適 し
          ています。
    *シャローアーク(浅い円弧型)
     平水面においてはフラットボトムほど安定はないが、傾いたときや小波のあ
          る所でも安定性がよく、いろいろな用途に使用出来バランスのとれた形状で
          一般用です。
    *シャロー V(浅いV型)
     安定性はシャローアークとそれほど変わらなが、直進性はシャローアークよ
          り優れています。
    *デープ V(深いV型)
     静止安定性はよくないが、走れば安定し又かなりの波のなかでも安定して
          パドリングが出来ます。直進性も優れています。
  c.船側形状;
    その形状はボートの大傾斜時の安定性及び、パドリンクのし易さに影響します。
        カンネル部 の幅が広ければ予備浮力が多くあり傾斜しても安定感があるがそ
         の反面パ ドリングがしずらくなります。
  d.ロッカー;
    ロッカーとはキールラインの反り上りを呼びます。ストレート・キールラインは直
        進性は優れていますが旋回性はあまりよくありません。
       ロッカーが大きくなると直進性には欠きますが旋回性、小回りがきき機動性が
        増し、狭い川、スラロームに適します。
        一般用途には、ストレ ート及び両端のみの反り上がりが良 いでしよう。
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2.ボートの特徴
  カヌーとカヤック、ボート自体の違いはその幅です。カヌーは本来、長距
    離 狩猟の移動手段なので軽くそして多くの荷物を載せる事が条件あで
    りました。その為ボートの幅はやや広くオープンデッキてす。安定性にす
    ぐれ全長4.5mで190kg程度の 積載量があります。風の影響を受けや
    すく舵取が難しい場面もあります。
  カャックは短距離狩猟の移動手段でした。同じ長さでも幅が狭い為、安
    定性に欠け、その積載量も全長4.5mで110kg程度です。しかしその
    スピード性は優れています。 現在り用途はスポーツ、レジャーのみです。