風呂釜はもちろん薪である。幼い頃母親に風呂が沸いたから
続けて入るようによく言われた事を思い出す。現在の家庭用風
呂はリモコン一つで簡単に湯加減が調節できるが、薪風呂の
場合一度火種が消えてしまうと、再度湯を沸かすまで時間が
かかります。外で湯加減を調節してくれる人に感謝。
強火力で
弱火力で
七輪は昔からあるコンロです。ガスコンロ
で練炭を着火しその面を下にして使う、火
力の調整は下部にある空気取入口の開閉
でおこないます。山小屋では薫煙の煙発生
熱源として使っています。
ファイヤープレース
薪/炭
料理の網焼きは直火が落ち着いてから、おき火(炭火の
状態)になったところで行いましょう。広葉樹が炭火となり
程よい火力となります。部分的に火力が違いますのでそ
れを利用して食材の焼き加減を眼で見て調節します。特
に魚の場合、肉厚が違うので注意しましょう。(家庭用グ
リルでは火力が一定で上から見ることができずらい。)
暖炉の暖かさにはやさしさがあります。エアコンの「温風」
と比べ暖炉全体そして煙突とその発熱面積が非常に広く
部屋全体を均一暖めます。ログハウスでは寝る前に薪を
追加火口を小さくしておけば、室外が氷点下でも丸太の
蓄熱が序々放熱され朝方まで暖かさが感じられます。
室内暖房用暖炉;写真右上が
焚付け用、その下が普通の薪。
*火(煙)にはその通り道を上手に調節すれば火力の調
   節も思いのままです。
*焚き火の上手、下手は最後に炭(黒色)、灰(灰色)の
   残り方です。灰色が残れば完全燃焼し、資源を有効
   に使いきったことになります。
*風向きに注意しよう。
屋外釜戸;主に料理用で、湯沸か
し網焼き、ハムのボイルに使用
薪の保管
薪は乾燥している事が一番大切!
良く乾燥した薪で、水分の多い広葉樹の場合、最低一年
の乾燥が必要です。
樹種については?
薪としては多くの木が利用できまが、合板や多くの塗料
が着いたもの、机木や電柱のようにクレオソート、防腐剤
を多量に含んだ物は、燃やすと多くのススや有毒ガスを
発生する危険性があり使用に適しません。
堅木と呼ばれるナラ、クヌギ、ブナ等の広葉樹は木の密
度が高く、長くゆっくりと燃やす事ができ、最適の薪と言
えます。針葉樹は油性分を多く含み、燃えやすく高温に
なりますので最適とは言えません。
には植物性の木炭(チャコール)や鉱物性の石炭粉を
消石灰やピッチ等で成型した練炭がある。形状は底面か
ら燃焼面へ空気を通す穴が十数個ほど空けられてた物
や小石大の豆炭がありかっては七輪や「あんか」の熱源
に用いられていました。入手困難でしたが、最近はアウト
ドアー用として量販店でも入手出来るようになりました。
練炭は湿気により着火が悪くなりますのでその保管には
注意しましょう。木炭はそのフィルター性、マイナスイオン
などの特性で熱源以外にも健康補助品として活躍しています。
焚き火にはあたたかさ、炎、薪のはぜる音、香り、そしてその炎を見た時のくつろぎが、人々をひきつけます。
日常では煙を出す事さえできず焚き火を見かける事がなくなりました。子供達には暖かさだけでなく、オープ
ンファイヤーの怖さも感じとってほしいと思っています。